豪ドル取引で必ず抑えるべき3項目
大きく分けて「① 豪州国内の金融政策」「② 資源価格と 中国経済」「③外部環境」の3項目
豪州国内の金利政策と豪州の3大重要経済指標
Ⅰ.為替レートの最も強力な原動力となるのが「金利差」
- キャッシュレート(政策金利):
他国(特に米国や日本)との金利差を視る
RBA(オーストラリア準備銀行)が利上げサイクルにあれば豪ドル買い、利下げなら豪ドル売り要因になる
https://jp.investing.com/economic-calendar/interest-rate-decision-171
インベストメント・ドットコムから金利データが発表されている


・RBA理事会の議事要旨・総裁会見:
各メディアからの記事を参考に今後の金利の方向性(引き締めを続けるのか、緩和に転じるのか)のヒントを探る
8月の動向をチェック
・オーストラリア準備銀行は、直近の8月理事会で政策金利を4.35%に据え置くことを決定
・議事要旨では、インフレ率が依然として目標を上回っており高止まりしている
・経済は減速しつつも追加利上げのリスクが上振れ方向に傾いていると評価
Ⅱ.豪州の3大最重要経済指標
RBAが金利を決める上で最も重視する「データ次第(データディペンデント)」の指標で、発表時には豪ドルが数分で数十ピップス以上乱高下する
・四半期GDP(国内総生産):
経済成長の勢いを測る指標です。
・消費者物価指数(CPI):
インフレ率がRBAの目標を上回っていれば「利上げ/高金利維持」の思惑で豪ドル高になる
・雇用統計(失業率・就業者数変化):
労働市場が強ければ(失業率が低ければ)景気が底堅いとされ、豪ドル高要因になる
資源価格と中国経済
豪ドルは代表的な「資源国通貨」
オーストラリアの輸出の大部分を占める資源の価格が上がると、国の稼ぎが増えるため豪ドルが買われる
- 鉄鉱石価格・石炭価格:豪州の二大輸出資源であり、最も影響力が大きい
- ゴールド(金)価格:オーストラリアは世界有数の金産出国でもあるため、金相場との連動性も高い

SGX(シンガポール取引所)鉄鉱石先物:
鉄鉱石指標の国際的なベンチマークであるIODEX(62%品)を反映した先物チャートで、世界中の投資家が最も注目している代表的な銘柄
5月から下落しているのがわかる
中国の需要:
世界最大の粗鋼生産国である中国の経済動向やインフラ需要、不動産市況が価格に大きな影響を与える
外部環境
豪ドルは「外部環境」によって自国の指標を無視して動くことが多々ある
・中国の景気指標(PMIなど):
豪州にとって最大の資源輸出先であるため、中国経済の先行きが良いと豪ドル買いになる
・米国株(S&P 500など):
世界的にリスクオン(投資家が強気)の時は「高金利・資源国」の豪ドルが買われやすく、リスクオフ(弱気)の時は売られやすくなる
通貨ペア(相手国)ごとの注目ポイント
豪ドルを「何の通貨と組み合わせるか」によっても、視るべき優先順位が変わります。
通貨ペア(相手国)ごとの注目ポイント
豪ドル/円(AUD/JPY)
・追加要素:
日銀の金融政策・実質金利差
・特徴:
日本の低金利を背景にした「円キャリートレード」の対象になりやすく、クロス円の性質上、株価(リスクオン/オフ)に最も敏感に反応する。
豪ドル/米ドル(AUD/USD)
・追加要素:
FRB(米連邦準備制度)の金利政策
・特徴:
為替市場の主役で米国の利下げ・利上げ見通し(ドットチャートや米国CPI)と、RBAの姿勢との「相対的な強弱関係」で動く
※キャリートレードとは
安い金利国から資金借りて、金利が高い他国の通貨や資産(株式など)に投資して、その金利差(利回り)の儲けを狙う運用手法
FXでは超低金利通貨を売って、高金利通貨を買う(高金利通貨/低金利通貨/買い)ポジションを持つことでスワップポイントを稼げる
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